母子の風景

Akamanma2006-06-01

面会日。体重2152g、母乳自立授乳。ユキが一度に飲む量が増えたので、泣いたら飲みたいだけ飲ませる方式に変わる。直母は相変わらず2時は62cc、とんで5時半に56cc飲んでまだ泣いて、30分後に36cc。直母後にユキが寝入ったすきにすぐに搾乳、薄いのと濃いのを瓶に分けると当然1瓶あたりの量が少なくなるので必死に搾る、合間にロッカーで麦茶とCっとレモンを飲んだりして水分補給をいつもより沢山しないと直母までにタンクがおっつかない。(ある程度の量が溜まっていないとユキは「ないじゃないか」と乳首をくわえていやいやをするので) 私のおっぱいはこれでもかというぐらいに柔らかくなっている。担当医に、女子医学生が私の直母の様子を見たいと言っているのが嫌なら嫌と言っても良いよと言われ、別に問題ないので了承した。女医と医学生が二人で見学をし、ユキがひたすらおっぱいを飲むのを見ながら医師が色々説明をしていた。見学が終わり、ありがとうございましたと言われ、逆にこちらのがありがとうだと言った。NICUの先生やスタッフが増えるのは有難い話だし、大変尊い仕事だと思う。後で担当医にもお礼を言われ、ただの母子の風景ですみませんと笑った。ただ、こういう母子の風景はここがなければなりたたなかったと伝えたい。こちらから伝えたい御礼の言葉は短い、しかし重いと伝えたい。この日もユキはウンチを沢山してシーツまで染み出たり、置くと泣いたり、しゃっくりをしたり、時々ニッコリ笑ったかと思えば速攻泣いたりしてすごしていた。ユキの隣のコットには、NICUに後から入ってきていた韓国の子が移ってきていた。韓国では年配の方がたけのこのようにぎゅうぎゅうぐるぐるまきに子供をすると言ってらした。どうなるかと思ったがここに良くしてもらってよかったと私に言いながら子供をあやすおかあさんの韓国語はとてもやわらかに感じた。


追記:先生が「○○さん(11月からいらした母子)が退院されて、Akamanmaさん(仮)がここで一番長くなりましたね。面会時間も一番長いんじゃないですか。」とニコニコと言われました。術後の体力が戻ってきている今、子供の退院が早いお母さんはまだ産後の体力が戻っていないだろうから私みたいに頻繁に面会外出は出来ないだろうし、元気な私が長時間いてしまうことになる。早く退院するのは寂しいけれど、NICUは私とユキの中で永遠に機能してくれることだろう。