修正6ヶ月、母乳育児について長いよもやま

  • 20日、子供が9ヶ月に突入、24日には修正で6ヶ月になります。そんな昨日、シナジス接種日。身体測定をしていただく。体重5070g、身長60.5cm、頭囲41.8cm、胸囲38.0cm。出生体重が500g児にしては現在かなり小さいとのこと。大丈夫だとは言っていただく。
  • 首の座りがしっかりしてきたので、離乳食のGOサインが出ました。離乳食を開始するにあたって、マニュアル通りでよいが、いそがずゆっくりとしたペースで進めて下さいとのこと。上体をおこして頭を固定して、スプーンで飲ませることから始めて下さいと看護師さん。アレルゲンとなる卵、牛乳、小麦等は慎重にとのこと。次のシナジスの日に栄養指導もお願いしました。
  • 足の形を誉めてもらった。
  • お尻に痔っぽいものをつくってしまったので、ゲンタシンという軟膏を処方していただく。常に清潔に保ってくださいとのこと。
  • BCGの痕は良い具合とのこと。
  • お座りトレーニングの仕方も教わりました。脇をささえてあげて座らせて、首を自分でコントロールさせる。体の負担にならないように短時間でとのこと。
  • シナジスの注射は大泣きでした。退室時にカバンとユキをわしっとつかんだら、先生「たくましいですねおかあさん」お母さんはみんなたくましいですよ〜。
  • 産科→NICUでご一緒だったおかあさんと偶然再会で大変嬉しかった。子供さんは大変大きくなっていました。子供の葉書をわたすと、その男の子は葉書をまっさきにつかんでなめようとしておりました。可愛い。
  • 授乳室で一緒になったおかあさんとお喋り。そのおかあさんは1000g以下で双子で生まれたとのこと。今はおかあさんとなって赤ちゃんにおっぱいをあげているのを見て、大変感動しました。
  • 産科の方に初めて子供を見せにいく。子供の退院前、お菓子を持って私だけで挨拶に行ったことがあるのだが、元気な子供を見ていただきたかった。丁度、帝王切開時にベビーキャッチをして下さった助産師さんがいらっしゃる。体重が増えない旨を伝えると、私の血圧のことを聞き、でもおっぱいを飲んでるなら大丈夫じゃないかしらとおっしゃいました。「まつげなが〜い」となでなでしていただいて、ちょっと緊張だったね。手ぶらだったからどうしようかと思ったのだが、行って良かった。
  • NICUの方は胃腸風邪もおさまりつつあるらしいので、遊びにどうぞと先生に言っていただいたので、お言葉に甘えて顔を出しに行きました。抱っこを沢山してもらってよかったね。寝ぐずりをしていました。「(NICUに)泊まってく?」「コットに頭ぶつけまくるねえ…(笑)」
  • いまだに完全母乳育児を続けています。今から、自分の完全母乳の反省点を書きます。

    全体的に子供の体重の伸びが悪かったのは、私に問題があります。具体的に考えていたのですが
  1. ミルクを(無理にでも)与えつづけなかった
  2. 私自身の血圧コントロールが悪かったので、母乳の質に影響したかもしれない
  3. 子供の吐き戻しが退院後毎日続いた、ひどい時は1日3回(先月27日まで、それ以後はほとんど収まっている)
  4. 私自身の生理が出産後1ヶ月きっかりで始まってしまっていて、生理の前後はお乳の出が少なめで、質はきっと落ちていた


1について…何度か混合にしようと粉ミルクをあげてみたものの、飲まず。もう少ししつこくミルクを与えていたら、飲むようになったかもしれないのですが、自分の中で「完全母乳」にこだわるところがありました。
2について…子供を連れて病院に行くのを躊躇していました。血圧の薬をケチって飲んでいたので血圧が上がっていきました。母乳量がむせるほど出ていたので気にしていなかったのですが、血圧が高いことで質に影響したかもしれないです。
3について…一度に飲みすぎてしまわないようにと最初の一ヶ月は飲むたびに体重をはかって直母量を見ていたのですが、それでも吐き戻し、体重が増えなかったのでやめてしまいました。今では、全部の量を吸い尽くして吐かないようになりましたが、それはそれで体重も増えていません。
4については対処のしようが無いです。NICUにいたお母さんたちは、かなりの割合で生理が早くきていました。直母が出来ないせいと聞きます。私も毎日子供の写真を見ながら搾乳をしましたが、駄目でした。

後悔後にたたず、特に2。ただでさえ発育遅延で産まれてきている子なので、大きくしたい気持ちがあるのに空回りしている感があります。NICU出身のお子さんのお母さんで「完全母乳」の方は少ないのは、数ヶ月子供に直母が出来ない間に母乳が止まってしまうとのことでした。母乳は体にいる間にあげれる栄養素の1/2〜1/3しかあげれないと聞いていて、なんとしてでも人間の体からあげられる栄養を長期間与えたいというのがありました。(医学書で母乳ほど優れた栄養は無いとあったのを読んだのもありました)しかし、自分の体が子供に栄養を与えられなかった前科があることをすっかり忘れていました。おっぱいは食べる量にすぐ影響するので、少しお米を食べないとダイレクトに母乳量に現れたのもあり、ご飯と野菜はどんどん摂っていました。ほんとにご飯を食べないとたっぷりとした母乳を維持出来なかったのも事実でした。

私のおっぱい育児に後悔無し、とは言えない結果だなあと、子供の体重を見てひしひしと感じました。「おっぱい育児がしたい!」と頑張るお母さんの気持ち、わたしだけじゃない「おかあさん」、なにか支えれたらなあとこのマイナスな文章を書きました。搾乳時、おっぱいが出ない日は両手で片方のおっぱいを押しだして搾りだした日や、生理が来てしまっておっぱいを搾乳の要領でしぼりだしながら子供に与える気持ち、これは私の失敗談ですが、他のどこかの「おかあさん」が体験している気持ちでもあると思うのです。NICUというちいさな赤ちゃんの温室から出た瞬間、ほんとうの育児の世界に突入する、育てていってきっと間違ったこともすると思うのですが…

あと、先生は「事実」(大きくなってないこと)を言うものの、母乳育児に関しては応援体勢でした。NICU全体的に、全面的応援!!という感じだったので、NICU時代はそれで乗り切れたのが大きかったです。それだけ、母乳自体はなにか「すごい」ものがある、応援する理由がちゃんとあるのだと思っています。母子のつながりを保つには、母乳ってほんとに最適で。その心のつながりを物質的科学的にがしっとささえてくれる存在が母乳…だと思いたいです。

それでも、やめようと思ったらすぐとめられるぐらいに、管理してないといけないのが未熟児お母さんの「おっぱい」な気もします。どんなに頑張ってもとまってしまったというお母さんが沢山沢山いらして。それで、私は授かり者のおっぱいが沢山でていて、それでも最近は生理前後とかやめられるなあとか。子供がじゅーじゅー吸ってくれるからいいけど、吸う力が1年しても無い子だっているから、とてもとてもうちは恵まれてるとは思う。でもときどきちょっと大変。

今日、そんなことをぐるぐる考えつつも母乳中についあくびが出てしまったら(万年寝不足で)、あくびをした顔が面白かったらしく、ニッコニコになる子供がおりました。そんな子供の顔が見れるだけでも幸せじゃないですか。そんな子供も守れないのかな…と又ぐるぐるすると思うのですが。日々、守りたいと思って行動することには変わりなくて、その為に自分の頭がついているわけで。子供の幸せと健康を考えていれば、その願いが子供にとって良い方向になると、信じています。