母の家に行く・風邪

10日間、母の家に行った。母の家に行くのは正直、2時間以上車にゆられているというのもあり、かなり行くのを躊躇っていた。しかし、生後1年半経ったこと、秋という季候の良い季節ということもあり決行した。行き、チャイルドシートへの装着が手間取り、いつもと違う空気に怯えたユキ、見送りの旦那にしがみついていたがひっぺがして怯えさせたままドライブ。その日の夜はまったく私から離れようとしなかった。


家の中には少しずつ慣れた様子。お隣からいただいた仕切りを持っていったので、台所等への侵入は防げた。最後は隙さえあらば階段やトイレや洗面所の方に脱走を試みようとしていた。私が抱っこして、階段の電気のスイッチをつけたりけしたりして笑っていた。たいがいの部屋にテレビがあり、スイッチをつけたがった。


おもちゃは、一応数冊の絵本と、お気に入りの音の鳴るおもちゃを持っていった。家から集めたぬいぐるみや母がペットボトルでこしらえたおもちゃで遊んだりしていたが、少しずつ母が与えたしゃもじやタッパーが気に入った様子だった。音の鳴るおもちゃで母と私とで歌ったりして遊んだ。夜間、眠れないとおもちゃの音を出しに行って、逃げ帰ってくるということを何度かして楽しんでいた。


未熟児のお友達のお家に遊びに行かせていただいた。旦那さんが迎えに来てくださった。チャイルドシートに慣れてらして、手際よく装着してくださり、私もわかりやすく覚えることが出来た。少しぐずったが、夕方クインテットのCDをかけてもらってご機嫌になり、すぐに寝入った。お家ではお嬢さんが元気に遊んでいた。そのお嬢さんは私が退院後ぼーーっとしている時にお会いした時よりもずっとしっかりしてらした。あのときのお嬢さんよりもユキは成長しているから時の流れは早いなあと思う。私はお寿司とお刺身とお吸い物、ユキはカレー味のついたかぼちゃのおかゆを出してもらって、元気に食べる。河川敷をみんなで散歩して、烏瓜が生っていたりバッタがいたりする様子を見て、私も自分の田舎に行きたくなりました。(母の家は自分の育った場所じゃない) ユキも随分いいお顔をしていました。お家でははっちゃけすぎて顎を強打したりしていた。ワンワンのビデオを見せてもらったりしてすごした。泣いても沢山あるおもちゃに又気をとられ遊び、帰る間際まで「もうここ私のお家」といった風情だった。沢山服をいただいて帰った。おかげでユキはおしゃれさんになります。


薬剤師兼漫画家の友人が遊びにいらっしゃった。可愛い靴をあしらった靴下をいただく。甥っ子さんがいらっしゃるだけあって大変慣れてらした。一緒に写真を撮らなかったのが心残りです。ユキがなにかと荒らすので、おやつは立食形式。この一週間は秋田国体があり、楽しみにしていたワンワンの番組が無いので、知ってか知らずかブーイングをしていたユキ。漫画の話に飢えていたので、満たされた時間をすごさせてもらって私自身がチャージ出来ました。


母の休日。車で5分の場所のしまむらに行って私が服を買い込む間、母は車でユキの子守。ミルクを飲ませてから来たのでよく寝入っていた。この頃になるとユキは随分母に慣れていて、延々歌を歌っていた母、それを聞きながら眠るユキ。帰ってから御飯を食べて、少し外の山を散歩する。どんぐりをひろう母、私は数個おみやげにもらう。さすがに山の中は怖い様子のユキだった。いい空気だった。


毎日の食事は様々なものにチャレンジした。沢山離乳食を買ってあったが、おかゆとそこにあるおかずをすりつぶして混ぜる方式で、結構食べてくれた。食べている途中に脱走する癖は直らなかった。


ユキの顔色が黄色いという母、ネットで調べてもらうと人参・野菜ジュースの食べすぎと出た。祖母に「カナリアじゃないんだから」と言われる。そういえば祖父は育てていたカナリアに、色をよくするために毎日卵の黄身と人参のすりつぶしを食べさせていた。ユキは結構野菜ジュースを飲ませるので(嫌がるが)、それのせいかもしれない。※その後、担当医にお会いした時、「いい顔色ですね」といわれたので、一安心。「以前は白かったんですよね」そうでした。


弟とも遊んでいた。携帯を出すと馬乗りになってもぎとろうとするユキ(母の携帯もそう、ほんとに赤ちゃんというのは携帯が好きですね)。弟はおっちゃんみたいな風情だが、旦那や病院の先生で慣れているからかまったくものおじせずに遊んでいた。


祖母からは毎日のように電話がかかってきて、声を聞かせたりしていた。一度、顔を見せてあげたいと思うが、もっと遠い場所に住んでいるので、今年は無理だろう。


いる間に覚えた芸(?)は、小さい声でいないいない…と言うと「ばあ」をひそひそ声でかえしてくれること。弟が発見。


途中、鼻風邪をひくユキ。はなみずをたらしはじめたので母が薬を買ってくる。熱がなかったのと元気があったので、病院の場所だけ調べて結局母の家では行かなかった。薬を嫌がり、むせて薬を吐いたりしていた。


帰る日、道はかなり渋滞していたので、移動中の車内でミルクをあげたが吐かずに行けた。帰ってばたばたしていて、音の鳴るおもちゃで音を出させて遊んでいたら、突然火がついたように泣き出すユキ。多分、母を思い出したのだろう。昔、飼っていた子犬が貰って来た日の夜はずっと泣いていたのを思い出した。NICUから帰った時はそういう兆候はなかったのだが、少し知恵が与えられたのかもしれない、個人を覚える能力。それにしても可愛そうだった。旦那と必死になってなだめたが、旦那と私がよく読んであげた「もこもこもこ」という絵本を二人で読んだら泣きやんだ。

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ユキ、風邪が長引く。夜間、ミルクと離乳食を私のシーツの上に吐き戻したりした。耳鼻科に行くと看護師さん達は「ユキたん!」と喜んでくれた。先生に「医者にきたら薬はただなんだから来なさい」と言われました。しばらく通うことになる。吐き気止め・鼻水をおさえる薬を処方していただく。


薬がいくつか出たが、クラリスドライシロップの飲ませ方に苦労する。友人にいくつか教えてもらった。
http://kurumi-ph.com/newpage1.html
あと、麦茶やプチダノンも良いとのこと。結局、アイスクリームの爽をまぜたらかなり食べてくれた。アイスクリームは月齢が低い頃は躊躇していたが、1歳半をすぎて、もういいかなと思い決行。よかったよかった。しかし、シロップを嫌がり始めたり、やはり服薬は毎度思うようにいかない。毎回品をかえ失敗しつつ…


鼻風邪が随分良くなったのもあり、以前から予定していた親の会の責任をしてくださるという小児科の長の方と面会に行く。又、先生や看護師さん達と会えて嬉しかった。つかまり立ち・いないいないばあの芸を披露出来てよかった。


家に帰ってきてから、どうやら「後追い」がはじまった様子。私がちょっとでも洗濯物をとりに…と行こうもんなら泣くわ泣くわ。お風呂で待たせてると泣くわ泣くわ。洗濯物を干そうと抱っこしていたのを降ろすと泣くわ泣くわ。抱っこ魔かもしれない。(しかし、ご飯中には脱走魔になる)前にも書いたが、薬が嫌だと泣くわ泣くわ。言葉は喋れないが、嫌だという意思表示がはっきりしてきたように思う。ワンワンのテレビ中も、私から離れるのが嫌なのか私に馬乗りになったりして鑑賞していたりする。たいがい、抱っこ抱っこ…とトントンして歌ったりしていると、どんなに泣いていても半時間程度でおさまる。