器内は夏

Akamanma2006-03-27

病は気から
運動不足の筋肉痛はここんとこずっとあちこちあるのですが(なんせ、12月からほとんど寝っぱなしだったから…)背中の妙なところ(背骨の横とか横腹少し後ろとか)が最近ちょこちょこと痛いと旦那に訴える。帝王切開の麻酔の注射の時、針を入れたときに最初怖さで少し動いてしまい、後で動いてしまうこと自体の恐さについて聞いたのですが、今も背中が夜中に痛くなるのは麻酔の後遺症かなあ…と思っていました。旦那曰く「どっちかというと精神的なところから痛みが来ているんじゃないか、よっぽど麻酔が恐かったんだろう」。最近、ユキの容態が快復傾向にあり、ようやく気持ちが安定してきたので、そういえば手術恐かったかもしれないと思い出し傾向にあったので、納得がいきました。ある意味余裕が体にも出てきたのかなー。(遅い?)


先日買った高い本を読んでいると恐ろしいことが沢山書いてある。自分に関連する項目だと、カルシウムとリンは胎児期の供給量の(強化ミルクを母乳に添加しても)1/3〜1/2しか供給されないとか。無呼吸時瞬時心拍のパターンが先日モニターで見たユキの心拍の形にくりそつなのがあるだとか。しかし、こうしていろいろ研究し管理指針を作ってくださる方がいるのは大変有難い。


HFOを「レーザーラモンHGがフォー」と覚えたっけ
面会日。体重878g、母乳15cc。低体重児は体温の調整がままならないので温度・湿度管理を保育器で行っているのだが、保育器に手を入れると、明らかに空気が今までより冷たい。先生を振り向くとニコニコしている。「温度、下げてきていますよ。対応出来るようになってきているんです。」嬉しい。器内温29.6度。


肺に酸素の圧を鼻からかけている関係で、腸と胃に圧迫があるのでガス・空気がそれぞれたまるので、それぞれチューブから吸い出すのを見た。ガスも空気もけっこうな量で、おなかがべこんと引っ込む。


ユキは手をお口でちゅぱちゅぱ吸っている。外したほうがいいですかと看護師さんに聞くと、ミルクを吸う力が出てきているのかな、そのままでも良いですよということ。知り合いのお母さんが800g台→2100gにまで大きくなった子供さんを抱っこしているので声をかける。もうそろそろ退院?と聞いたら、口からミルクを飲めないのでまだまだだと言う。小さく生まれると肺の機能が弱いので、その子はまだ吸うことが出来ないらしい。「他の同じ体重の子は飲めるのに…」という言葉、人事と思えない。その子がとってもかわいくて見ていたら心拍数の異常音、知らないおばちゃんに仁王立ちで眺められてびっくりしちゃったみたい。ユキの隣の保育器ではHFO(呼吸器)がブブブブと音を立てる。空気を振動させて肺に送ることによって、肺への負担を軽減する呼吸器で、少し前まではうちのユキにもついていた。離脱から呼吸器に戻ってしまった子供さんの快復を祈るばかり。


とある日の母乳バッグ。