シナジス最終接種日

シナジス接種日。


NICUで最初に声をかけていただいたお母さんと息子さんH君に再会。私が一番心細い時期だったので感慨深かった。搾乳母乳を持ってらっしゃる場面を見て、私もがんばろうと思ったことを思い出す。今も完母らしい! 当時、ユキより1ヶ月早く生まれ、NICUでうちの子の次に小さかったその子は、靴を履いて活動していました。成長っぷりにびっくり。お母さんもほんとうにご苦労だったと思います。離乳食になって、高い価格の牛乳を飲ませたりしている話等、色々聞けてよかったです。H君を抱っこしたら、よく動いて、動く子は重さを感じないなあと思いました。


ユキは身長・頭囲は伸びていましたが体重がまったく増えていませんでした。看護師さん曰く、ご飯を外で食べる等、気分転換をはかってみたらどうかとのこと。私と二人きりのご飯で、煮詰まった私に「食べろー」と威圧的にスプーンを差し出されてユキ自身が煮詰まっているのかもしれない。いくらおどけて「おいちでしゅよ〜〜〜ユキターン」と言いつつもスプーンを口の前で延々待機させたり。先生に、今後3回食か、今のままミルクで様子を見るか相談したところ、ミルクの栄養だと体重増加に限界があるため、固形物を食べさせた方が良いとのこと。「離乳食にかけましょう」と先生。先生のお子さんも、小さく産まれて食べない子だったらしい。好きなものをどんどん食べさせてあげてとのこと。栄養状態・貧血を見るとのこと、皮膚のアレルギー検査もしていただきたかったので、検査の為に採血をしていただく。MRの予防接種と、シナジス、あわせて3本の針をたっぷり味わったユキだった。勿論大泣き。


顔色は色も前回より黒くなって良いとのこと。公園で日光浴をする時に肌を露出させることが多くなった。肌が荒れるのでUVカットのクリームは塗っているものの、黒くなってきた。しかし、先生は、良いことだ、とユキを見ておっしゃった。


このように、状態が良くないユキなので、4月の外来もまだまだタクシーで行くことに。先生曰く、まだ4月は冬とのこと。H君のお母さん曰く、今年の夏は猛暑とのこと、まだユキにとっては健康面では緊張した日々が続く。のんびりゆったり行こう。


この日は寝返りを披露したりした。おたふく・水疱瘡等の予防接種は順次受けていって良いとのこと。


NICUに顔を見せに行ったら、ミルクをあげてくださったスタッフさん、手術前にユキのリスクを説明してくださった先生や退院時の担当だった看護師さんに会うことが出来て嬉しかった。抱っこしてもらったりつっついてもらったりしたね。


タクシーで家まで帰って、すぐ離乳食。ミルクで補充後、暴れて外に行けという風にぐずったので、スリングにつっこんだ。毎日行って耳に薬を塗らねばならない耳鼻科まで散歩。家に着くまで道中花や葉に手をのばしたり始終ご機嫌だった。耳鼻科の先生は、手の甲の注射の跡に気がつき、今日の顛末を話すと色々診てくださり、問題ないんだけどね、とおっしゃり、お母さんは大きいのにね、とユキをいつものようになでてわははと笑った。今日はいっちょうらの服を着ていた。いつもは脱ぎ着させやすい服でとしていたのに今日はいっちょうらでと思って着せたのだが、体重計測の時等やっぱりのたのたしてしまったので後悔していた。「ユキたん」とかわいがってくださる耳鼻科の看護師さんにみてもらった。いつも耳鼻科で会う奥さんにも久々に会えて見てもらった。帰り道にお花屋さんでラベンダーとエニシダを買った。夕方のご飯はなぜか沢山食べてくれたユキだった。そんな、長い一日だった。