初めてのお友達の家訪問

今日は兼ねてから遊びに行きたいと思っていた、入院中からNICUまでお隣同士だったママ親子のおうちに遊びに行く。バス一本で行ける距離だがまるっと冬一つ分待った。ユキのお友達のK君は目が不自由になって、それでも今年から元気に保育園に行き始めた。本来ならユキのがリスクが高かったはずだった。K君親子の元気で楽しく過ごしている姿が私達のはげみになりました。お互い、あの当時のことを思い出したくないのだが、ぽつぽつと1年前の話をする。主治医の先生のお話を沢山したように思う。N先生は同じ小さな子供さんを持ってらっしゃるので、親と視点が同じだからか発言が私達に身にしみることが多いのだった。K君は風が吹いているのを全身で感じて嬉しいと表現していた。ユキは歩行器を使わせてもらって、少々興奮してあとずさりしていた。ご飯まで親子の分御馳走になり、私はお肉、ユキは鮭のお粥を吐かずに食べていました。ママが小児科の看護師さんということもあり、おなかいっぱいのタイミング、ひとり遊びをしているときの機嫌がいいかどうか、等、私の分からないことを教えてくださり、大変為になった。看護師さんをしてらっしゃる時、患者さんの親に感謝の言葉をもらって「そんなにお世辞言わなくても」と思ったものだが、いざ自分が患者の親になってみると、本気で感謝をしたという話をしてらした。病院の方々に本当に感謝する気持ちは家で静かに生活していても常日頃思うこと。1年経った今も大きな私達の財産なのだった。同じ病室で沢山泣いたことを少し思い出し、子供を持つ親というのは本当はこういう(怖い)事がついて回るね、普段は思い出したくないねという話をする。今日子供達が声をあげたりすやすや寝たりする空間は幸せそのものだった。病院のスタッフはあの場所で実は普通じゃない親に普通に接してくれたことを話し合う。スタッフさん達にとってはあそこが日常。あそこも幸せの空間だった。思い出がぐるぐるする一日だった。